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新書「ダメな議論」

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就活が終わって社会に出たら、議論をする場面もきっと増えていくことでしょう。そんな状況になっても、できるだけダメな議論はしたくないですよね?そんなわけで、とりあえず本屋で目についたこの「ダメな議論/飯田康之(ちくま新書)」を手にとってみました。

この本は、ダメな議論を見抜き除外していくことで、残された言説が有意義である可能性を高めることを目的としています。ブログなどが普及する中、さまざまな意見や主張が散見されるわけですが、それを全て目に通していたのでは時間がまったく足りません。そこで、ダメな議論(主張)を真に受けないようにすることで、本当に必要な主張を選び出せるようになるための着目点などが書かれていました。

内容はかなりしっかりしたもので、とても説得力があります。例えば、占い師などが相手の悩みなどをずばり当てる方法などが紹介されていました。これがなぜダメな議論と関係があるかは後で説明しますが、このような方法をコールドリーディング(Cold reading)というのだそうです。占い師が行うコールドリーディングでは、相手の考えていることを読み取り、現状がどうなっているかを言い当て、最終的に予言などを行います。

[wiki] コールドリーディング - wikipedia

このコールドリーディングは、本来は話術の1つで、相手に自分を信じ込ませるために使われます。これを使われて信じ込まされたあとに、主張したいことを述べれは必然的にその主張は正しいと納得してしまう、ということらしいです。これはとても怖いことですね?。

その他にも、怪しい議論を見抜くための5つのチェックポイントなども紹介されています。ですが、それはぜひこの本を読んでみてほしいと思います。信書の値段でこの書かれている内容は、かなり意味のあるものだと思います。



書籍「目からウロコの脳科学」

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就活の中で、茂木健一郎という先生がいらっしゃることを知りました。この方は、脳についての著作が有名だと紹介されていたので、試しに「目からウロコの脳科学」という本を買ってきて読んでみました。

で、感想なんですが、脳の役割について非常に分かりやすく書かれていました。書かれていましたが、正直に言うと、あまりに分かりやすく書かれていて教養の域を出ないという印象でした。各ページに図も載っているので理解の助けにはなるのですが、もうちょっと内容のある本であってほしかったなと感じました。

なにより、前半(第1章)はそれなりに面白かったのに、後半(第2章)では「ここを損傷するとこんなふうになる」といった話ばかりで、ほとんどリファレンスのような感じなのが残念な点です。結局のところ、何が言いたかったのか分からず、まとめもありませんでした。

この本はいわば辞書のようなものなので、興味がある所だけ読めばOKのような気がします。きっと他にも中身のある本はあると思うので、詳しく知りたい人にはあまり向かない本と言えるのではないでしょうか。



小説「アヒルと鴨のコインロッカー」

伊坂幸太郎を紹介してもらってから半年、そろそろ作品の半分くらいを攻略したような気がします。どれも読んだ後の雰囲気が清々しくて、1つだけ推薦しろと言われても決めかねます(^-^) もちろん、今回読んだ小説「アヒルと鴨のコインロッカー」もその例にもれません。

この「アヒルと鴨のコインロッカー」というタイトル。見ただけではなんの話なんだかまったく予想がつきません。少し前に読んだ東野圭吾の「手紙」では、主人公の兄から送られてくる手紙がとても重要な存在として現われます。また、伊坂幸太郎の「死神の精度」では、死神が出てきていろいろな人の生死を見届けます。でも、この「アヒル」とか「鴨」、そして「コインロッカー」。これに一体どんなつながりがあるんだろうって感じますよね。

でも、この小説を読んだ後にタイトルを眺めると、あ?そういうことだったのか!ときっと思うはずです。これらの3つのキーワードは、作品の中でちょこっと紹介されています。でも、アヒルや鴨自体はストーリーに大きな影響を与えていません。実は、これらは何かに例えられているのです。なので、読んでいてこれらのキーワードが見つかったら、ぜひどんなふうに紹介されていたかを覚えておきましょう。キーワードの例えが分かったとき、「アヒルと鴨のコインロッカー」というタイトルもきれいに変化しているはずです。

書かれているストーリーなどはぜひ読んでもらうとして、少し「陽気なギャング」シリーズの登場人物が出てくるのがいいですね。伊坂ファンには分かるサービスって感じで。今回もとても読みやすい話で、スラスラと読んでいけました。


書籍「よくわかる情報システム&IT業界」

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そろそろ就活も本格化してきた今日この頃。業界についての知識も必要になるだろうなと思って、就活フォーラムで売られていた、この「よくわかる情報システム&IT業界」という書籍を買ってみました。

買ってみたのですが、結論から言うとかなり失望しました。確かに、IT業界がどのような変遷を経て現状に至るかは分かりやすく書かれています。ですが、表紙に「業界の最新常識」と書かれているにもかかわらず内容が古い!そりゃ2003年に書かれた本なので当然です。これはさすがに騙された!!と久しぶりに思いました(ノД`)

さすがに就活フォーラムで売られていた本なんで、まさかこんなハズレが混じっているなんて思いもよらなかったのですよ。業界の構図はそうそう変わるものではないですが、述べている内容が微妙に時代錯誤な点はやる気を削ぐには十分です。読むことでそれなりに知識はつきますが、たぶん別の本でカバーしても大丈夫のような気がします。


小説「手紙」

昨年映画化もされ、非常に注目を浴びた作品の1つでもある東野圭吾著の小説「手紙」。強盗殺人犯の弟というレッテルを張られ、世間に幾度も裏切られた直樹に「犯罪者の兄を持つ」罪を償いきれるときが来るのか。加害者家族の心情を描いた作品です。

で、読んでみた感想ですが、これは読んでいくとだんだんへこんできます(>_<) 直樹の境遇があまりに可哀想なんで、世の中にはひどい人ばかりしかいないんだろうかと思えてきます。仕事に就くときも、音楽で暮していこうと決意した時も、彼女と出会った時でさえも。彼が感じた苦痛や諦めの心境を考えると、こんな報われない人生があっていいのかと感じずにはいられません。

服役中の直樹の兄からは、毎月のように手紙が送られてきます。全く変化のない刑務所の中では、兄は弟が苦労しながらも普通の生活が送れているとばかり思っています。でも本当は裏切られてばかりの直樹が、兄に対して憎悪にも近い感情を抱くのは想像に難くないです。事実、この手紙のせいで幸せを逃したエピソードも書かれていて、兄は刑務所からも彼を苦しめているようで、とても可哀想でした。

でも、実際に自分自身にそんな感じの境遇の人がいたとして、普通に接することができるかと言われると、なかなか難しいものかもしれません。僕は、これに出てくる直樹ほどは世間を知っているわけではないので、その時になってみないと分らないですね。

そんなわけで、後半になるまでは暗い展開なんですが、最後にどうなるか興味がある人は読んでみてください。直樹が「犯罪者の兄を持つ」罪をどうやって償うか。現実的で非情な結末なのかもしれないですが、最後の1ページで直樹が何を感じたのかを想像すると、すごく人間的な終わり方だと思いました。


小説「ドミノ」

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友人から借りて読んでみた、恩田陸の小説「ドミノ」。かなりたくさんの登場人物が、ある事件を中心に複雑に絡み合っていくストーリーです。

この「ドミノ」という名前からして順番に連鎖していくというイメージがありますが、なにが順番に受け渡されていくかは実際に読んでみてほしいところです。これだけたくさんの登場人物がいるのに、どの人も個性的に書かれていて、すごく読みやすいです。また、それぞれの登場人物の生活が並行して書かれているので、はじめのうちは戸惑うかもしれませんが、後半になるとなかなか面白い展開が待っています。でも、この小説のメインストーリーって誰なんでしょうかね?正直なところ、誰を中心に読んでも楽しめそうです。個人的には、バイクで契約書を運ぶ人たちが気に入ってたりします。あと、2人の子役のストーリーもなかなかいい感じ。

前半のあたりで、主人公たちの共通点に注目してなくて混乱したところもあったので、もう一度読むときはそのあたりに着目してみようかと思っています。推理するのが好きな人には、わりと向いていそうな本だと思いました。



書籍「最強のビジネス 文章&書類術」

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本屋さんに立ち寄ったときに、おっこれは使えそう!と思って読んでみました。社会人の忙しい人向けですが、もう少し自分自身の処理能力を高めたいと思う人にはぜひお勧めしたい本です。

この本には、4つの重要な項目について書かれています。それは、「分かりやすい文章の書き方」「効果的なメモの使い方」「書類の書き方」「日記のパワー」です。かなり実用性が高く、すぐにでも始められそうなことばかりなので、とても役に立ちそうです。僕自身も、メモの取り方なんかに興味があったので、この本をみてすぐに試してみたくなりました。良いと思ったことは即実行です!

あと、最近ではブログなどで日記を書くようになった方もたくさんいらっしゃいますが、その日記がどんなときに役に立つかなんかも紹介されています。単に日記をだらだら書くよりも、常になにか目標を持って書くことで、分かりやすい文章が書けるようになるらしいです。自然にできるようになるまではちょっと手間取るかもしれませんが、こういうところから自分自身を徐々に高めていけるといいですね。

というわけで、社会人の方だけでなく、自分自身を高めていきたい方にも読んでほしい本です。図も多く、分かりやすく書かれています。



小説「殺人方程式?切断された死体の問題」

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ここ最近、推理小説ばかり読んでます。その中でも、特に新本格派ミステリーと呼ばれるような、ある謎を解いていく過程に重点をおいた作品に着目しています。小説「殺人方程式?切断された死体の問題」は、綾辻行人が約20年前に執筆した作品で、死体がどうして切断されなければならなかったのかという謎を解き明かしていくストーリーです。

実際にどんな結末だったのかはぜひ作品を読んでもらうとして、読んでみた感想は、この謎を自力で考えるのはなかなか難しそうという感じですね。最後のほうは古典物理の話も出てきたりして、このトリックは実際に可能なんだということを力説されてました。う?ん、確にそうなんだろうけど、ちょっと腑に落ちないな?。

ちょっと謎解きでは疑問が残るものの、全体のストーリー自体は分かりやすくて助かりました。むやみやたらと関係者が出てくるわけでもなく、殺人犯もとても意外な人でした。最後まで読んでみて、あ?そうだったのか!って思えたし、なかなか楽しませてもらいました。

僕にとっては少し長く感じた作品だったのですが、最後の展開はなかなかです。読み終わってから、もう一度最初から読んでみたくなる本だと思いました。



書籍「きらきら研修医」

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ブログ「きらきら研修医。のブログ」の記事から書籍「きらきら研修医」は生まれました。もうドラマも放映されているので、ご存知の方も多いと思います。この本は実はPart1とPart2があって、研修医時代の話はPart1のほうに書かれています。Part2は、実際にお医者さんになってからの体験が書かれています。ひととおり読んでみたんですが、けっこう笑えますw

[blog] きらきら研修医。のブログ ←原作者さんのブログ
[blog] きらきら研修医オフィシャルブログ ←ドラマブログ
[web] TBS:きらきら研修医

この本の主人公が「織田うさこ」さんと言うのですが、彼女が研修先で出会う、変わった先生や患者さんに悩まされる場面がかなり面白くかかれてます。ちょっと生々しい場面もあるのですが、全体的に明るくて頑張ってる姿がいい感じなのですゝ(^O^)丿 かなり好感が持てます。あと、お医者さんの話なので専門用語もちょこちょこ出てきますが、そんなことは心配ご無用。ちゃんと解説もついていて、とても読みやすいです。あと、基本的にブログの記事をそのまま本にした感じなので、短いお話がたくさん詰まってます。このあたりは好みの分かれるところですが、ブログの記事をそのまま読むような感覚で読んでみると良いと思います。電車男の書籍版のような読みにくさは全くありません。

とりあえず、雰囲気をつかんでみたい方は、上に書いてある原作者さんのブログを読んでみてはどうでしょうか。このブログもけっこう面白いですよ?


 

新書「ウェブ進化論」

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この本は、近年のウェブの進化について実世界にどのような影響を与えているのかをまとめたものです。主に、検索エンジンで有名なgoogleを題材としてWeb2.0とはなんなのかを教えてくれる良書です。

最近では有名な言葉になった「ロングテール」についても、この本で詳しく書かれています。これからのビジネスモデルは、今までのものとは違い、このしっぽの部分で稼ぐことができるというものです。また、googleの提供しているadsenseなんかについても肯定的な意見が述べられています。

技術的な面ではすでに有名なものが多いので新鮮さはないかもしれませんが、これからのウェブの時代の方向性を知る上で、かなり理解を深めてくれると思います。ITバブル崩壊(2002年)から、この世界の動きをまとめるという意味でも、とても意味があると思います。



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