2007年6月のエントリー 一覧

映画「そのときは彼によろしく」

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  • 映画

市川拓司の著した小説「そのときは彼によろしく」を、平川雄一朗が初の監督として映画化した作品です。TVのCMや、映画の予告編でもかなりきれいに作られていたので、これはもしかしたらと思ったので観に行ってみました。


この映画は、やっぱりキャストがしっかりしてる点が良いです。長澤まさみ、山田孝之に塚本高史の3人と、小日向文世、国仲涼子がかなりいい雰囲気作ってます。また、子役の3人もすごく頑張ってて、こんないろいろ出来る子もいるんだな?って実感しました。この子役たちの健闘があるからこそ、主役の3人が生きてくるんだし、とても重要なポジションをうまく演じてたと思いました。

ストーリーは、わりと分かりやすくて、滝川花梨(黒田凛→長澤まさみ)が最後の時に昔の初恋の人に会いに行くというお話。昔に1年間だけ遠山智史(深澤嵐→山田孝之)は花梨、五十嵐佑司 (桑代貴明→塚本高史)と一緒になり、お互いに大切なものを失っていることを知ります。そんな時に交わした些細な約束。その約束を胸に、彼はその土地を去ります。

それから十数年後、ちょっとしたきっかけで智史は花梨と再会を果たすことになります。住むところがないという花梨。彼が経営している小さなお店で彼女を泊めてあげることになるのですが…。彼女が今まで隠していた秘密、打ち明けられなかった想い。彼に届くのか!?といった感じです。

ちょっとストーリーは冗長かなって思うところはありました。もうちょっといろんなことが言えるんじゃないかって思えるほど、丁寧に昔と今の状況を伝えていってる感じでした。でも、やっぱり役者さんが揃ってるだけあって、そんなに変というわけでもなかったです。

最後はやっぱり幸せな結末に落ち着いてよかったです。ここで悲しい結末だと、ちょっとやるせないな?て思うので。これはでも小説をちょっとでも読んでおいた方が楽しめる作品とも思ったりしました。

小説「おれがあいつであいつがおれで」

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大阪で開かれる飲み会までの時間つぶしのために買ってみた小説「おれがあいつであいつがおれで」。どこかで聞いたことがあるな?と直感的に思ったので、パッと手にとって読んでみました。が、結論から言うとちょっとミスったな?って思いました。


この小説は、山中恒が著した作品です。これを知っている人が聞けば、「むむっ、それって…」という展開になるのですが、僕は残念ながらこの人のことを知りませんでした。あ?、ちょっとでも立ち読みして中身を確認していたらって思います。いや、ストーリーの題材としては面白いと思うんですが、なんというか対象とする読者がね…。

[wiki] 山中恒 - Wikipedia


そんなわけで、読み始めてだんだんと漢字の少なさと表現の幅の違いを実感していったのでした。内容としては面白いと思うんだけどな?。同じストーリーでもっと緻密なものを読んでみたかったです。

あまり多くは書きませんが、簡単にストーリーの説明を。かなりタイトルそのままです。小学校6年生の斉藤一夫と、転校してきた斉藤一美が精神的に入れ替わってしまうというものです。入れ替わってしまうおかげで、いろんな苦労をしたり、協力して困難を乗り越えていったりします。

これと同じような感じで、高校生編とかあるとそれなりに共感できるのかもしれないですけどね。

日曜日の過ごし方

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  • 日記

今日は久しぶりにいかにも日曜日って言えるような過ごし方をしてました。とは言っても、買い物に行って、映画を観に行ったというだけなんですけどね。


お昼から三宮に行って、長澤まさみと山田孝之が出演する「そのときは彼によろしく」っていう映画を観てました。さすが公開されて1日しか経っていないだけに、会場はほぼ満席。いつもレイトショーで観ているだけに新鮮な雰囲気でした。

それからは、靴を買いにうろうろと。今履いている靴がいい加減やばいので、それなりに長く履けるやつを選びました。買いに行ったお店のお兄さんがめっちゃノリがよくて、ネタばっかり言ってました。これだけ普通にネタばかり言えるのもすごいな?って思いますね。


普段なら、飲み会やらオケの練習が入っている日曜なんですが、こういった感じの休日もいいなって思いました。

小説「チルドレン」

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  • 書籍

伊坂幸太郎の6作目の小説「チルドレン」。この作品は実は短編集のようなものなのですが、それぞれがつながっているので、普通に章立てされた長編のようにも読めます。彼独特のユーモアも各所にちりばめられていて、かなり楽しく読める作品です。


この小説では、バンドをやっているちょっと(かなり?)変わった性格の陣内が銀行強盗に巻き込まれたり、家裁調査官になってから担当の少年にちょっかいを出したりするといったストーリーが描かれています。彼の友人である鴨居や、家裁調査官をやっている武藤、目の見えない永瀬はいつも振り回されっぱなしです。彼の独特の感性に呆れつつ、でも彼のような生き方も悪くないなとも思っている感じですけどね。

彼のように自分に素直で直感的に生きる生活は、僕にとってはかなり憧れです。でも、さすがに大勢に絡まれている人を代わりに殴りに行くっていうことはできないですがヽ(´ー`)ノ 面白かったのは、陣内が作った「侏儒(しゅじゅ)の言葉 トイレの落書き編」が出てくるあたり。武藤が陣内に本を借りて、それを担当の少年に渡すのですが、その本「侏儒の言葉(芥川龍之介著)」の間にこれが挟まっていて、爆笑されてしまうのです。きっとその時の武藤の気持ちといったら、気が気じゃなかったでしょうね?。でも、そんなユーモアあふれることをしてるのも陣内っぽいというのか、憎めないんです≧∇≦

一番初めの銀行強盗のお話も予想外な結末になってて面白かったです。さすが伊坂幸太郎は読者を飽きさせません!

ワーグナーチューバ

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  • 音楽

今更ですが、ワーグナーチューバの紹介をしておきます。このワーグナーチューバは、先月中頃の演奏会の時に、楽器屋さんから借りてきたものです。

wt.jpg
↑ワーグナーチューバF管・B管


ワーグナーチューバはF管とB管があります。普通のホルンとだいたい同じような音域なのがB管で、それよりも下の方が鳴りやすいのがF管です。どちらとも音程を調節するためのキーが付いていて、このキーの押し具合によって半音程度は音を下げることができます。ということなので、演奏するときは全体的に高めにチューニングすることになると思います。

この楽器が使われる曲はほとんどありません。使われる曲で有名なのは、ブルックナーの交響曲7番・8番・9番、リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲、ストラヴィンスキーの火の鳥などです。また、使われたとしても、ホルンの持ち替えとして演奏されることも多く、単独での演奏はあまりないように思います。

で、演奏してみると、マウスピースはホルンなのに、音色はトロンボーンの方が近いように感じました。また、大きさが微妙なんで、抱えて持つのか足の上に置くのか迷います。先生が言うには、タオルか何かで台を作り、その上に乗せて吹くといいんじゃないかということでした。

また、音程がかなり合いにくいです。上がる方にずれる場合はなんとかなるんですが、下がる方にずれるとどうしようもないので、無理やり上げて吹くことになります。これが一番大変なんです。あんまり出てこない音だったらまだしも、Eとはかけっこう出てくるし、一番音程が悪かったりするのですごく苦戦しました。作られてから100年以上も経つのに、これだけ音程が悪いまま生き残っているのも稀のように思います。


そんな奏者泣かせの楽器ですが、和音として響かせるとかなり安定しています。今度演奏する機会があったとしてもやるかどうかは微妙ですが、観客として聞くにはすごく魅力的な楽器ではあると思いました。

大学がはしかで閉鎖

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  • 大学生活

僕の行っている大学がついに閉鎖されてしまいました。最近、関東の大学でも猛威をふるっている「はしか」が、ついに関西のほうにも広まってきたようです。5年間ほど大学に通ってきましたが、台風以外で閉鎖になるのは初めてです。


そんなわけで、12日までは学生は自宅で待機しなさいとのこと。対象となるのは大学生、大学院生など合計約17,000人の学生。事務などは開いているものの、講義はすべて休校、課外活動もすべて中止ということになりました。どうしてこんな厳しい処置になるかというと、はしかの感染力が非常に強いため、免疫がないとほぼ必ず発症するということなどが関係しているようです。

これを受けて、2日に予定されていたオケの演奏会も7月1日(日)に延期になりました。前代未聞の事態に後輩たちはかなり慌てていましたが、少なくとも中止にはならなかったのでほっとしているのではないでしょうか。2週間は学校で練習ができないので、家の近くで個人練習という状態が続きそうです。僕も、ソフトケースは後輩に貸して、ハードケースで楽器を持って帰ってきました。


研究もこんな状態で進めるのはちょっと難しいような気がします。でも、やるしかないですね?。大学生なら遊びに行ってたかもしれませんが。

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