小説「三国志(三)」

三国志を淡々と読み進めています。
世間では米国発の世界恐慌の兆候が出てきたとか、求人倍率が下がり続けてるだとか景気のいい話を聞きませんが、本を読んでいるうちはそんな現実は関係ありません。この巻では、呂布が見事に敵の策略に嵌まって殺されるところから、囚われの関羽が劉備の下へ行くために曹操の軍から脱走するところまでが書かれています。

それにしても、呂布の最期は哀れな状態でした。家臣にまんまと欺かれ、あっという間に落ちぶれていく様はなんとも言えません。彼自身、なにか大義名分や信念によって動いていればこんなひどい状態にはならなかったものを、財宝や名誉に目がくらんだ末の最期でした。人望がなければどうしようもなくなる一例とも言えますね?。

そして、圧倒する実力を持つ曹操を倒そうとする勢力も、ちょっとしたきっかけで容赦なく討たれるのは、当時のご時世ではしょうがなかったのかもしれません。曹操に毒を盛ろうとした吉平は壮絶な拷問を強いられ、首謀者に対しては身内をも容赦なく処刑してしまう状態はそう想像できるものではありません。読んでいて、いろんなところが痛くなります。

関羽はこれから無事に劉備に会うことができるのでしょうか。四巻に続きます。

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