小説「イニシエーション・ラブ」 再読

再読と言っても、A-side+αだけなんですがヽ(´ー`)ノ
謎が解けました!ってか、一度気づけば確かに矛盾がいっぱい潜んでいる小説ですね。

ちなみに、1回目の感想はこちら。
[blog] 小説「イニシエーション・ラブ」

【注意!】
以降には本編のネタの核心をつく記述があります。
まだ1度も読んだことがない方+謎を頑張って解こうと思っている方は以降を読まないように!!





まず、この小説を読んでいて「おかしいな?」と思っていたのが、本編末の解説の中に、一度読んだ人向けの記述があることでした。

解説の位置づけは多くの場合、「これから読む人に興味を持ってもらう」か「一度読んだ人に本編を振り返ってもらう」の2通りがあります。たまに関連する小説の紹介などもあったりしますが、今回はそれは考えないことにします。
この小説の中では、後者の例として用語集を載せているわけなのですが、これって別にこれから読む人が先に読んでしまっても構わないんじゃ...て思ったわけです。それを敢えて禁止しているということは...!?

用語集といっても、歴史的背景なんかを紹介しているだけなので、雑学的には役立つ程度じゃない?て程度なんですけどね。例えば、静岡県には鈴木姓がやたらと多くて、クラスの1/5が鈴木で占められているとか、当時は家電が普通で、電話をかける側も受ける側も誰か出るか分からなかったとか。

それを踏まえて、さらに最後の2行目+ブログコメントの助言を頭に入れて読むと、確かに新しい物語のように見えますね?。てか、B-side冒頭にある鈴木の就職先の変更はとっても驚くしね。現実的にはこっちでしょう。


で、それを踏まえてコメントに答えてみます。
...コメントをもう一度見たら、これって答えをそのまま言ってるみたいですね(´Д⊂ このコメント、やっぱり非表示にしとこうかなw

感想としては、より現実的なお話でいいんじゃないかなって思います。理想的な話よりも、現実的な話の方が共感を覚えるし、だからこそ理想的な話に憧れるのかもしれません。マユはどっちにしろ鈴木のことが好きだったという事実には違いがないでしょう。

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