小説「三国志(二)」

7月末に読み終えた三国志(一)に引き続き、三国志(二)*1も読んでみました。
この本を読み終えるまでにすでに5冊ほど別の本を読んでますが、これは直列で読んでいたわけではなくて並列で回しながら読んだ結果、一番読むのに時間がかかるこの小説が最後になったとそういうわけです。

今思い出したんですが、前述の5冊以外にももう1冊読んでいたことを思い出しました。その名も、「本は10冊同時に読め!」という本。この本は正直、タイトルだけ読んで得るものがあればいいかなと思える本でした。要は、本をたくさん読むと情報がたくさん入ってくるので出世するよ、ってこと。買うほどでのないかな?って本です。


閑話休題。
三国志の2巻は、董卓が洛陽から遷都した後から始まっています。そして最後には、袁術が徐州の呂布に対して攻勢をかけ、呂布が劉備を部下として使いつつも追い詰められているシーンで終わります。

この2巻を読んでいて思うのが、呂布は危なっかしくて信頼されていないな?てことでした。呂布は目先の利益につられてコロッと裏切ってしまうので、誰も後ろを任せず、どこか距離感のある対応をされているのがある意味かわいそうでした。でも、これも彼自身の行動が引き起こした結果ということで、自業自得とも言えるんですけどね。

そんな彼が、今回はちょっと面白いやり取りを見せてくれます。袁術が劉備のいる地域に攻め込んだときに、うまく和睦させようとして、150歩ほどの距離の戟*2を射止めて両者を丸め込んだという話が書かれています。この時の呂布のたどたどしさはちょっと笑えました。

まだまだこの三国志は続編があるのですが、案外先は短そうに感じます。段々内容が密になっていくのでしょうか。
  • *1:吉川英治著
  • *2:げき。矛と同義

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