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綾辻行人のデビュー作である小説「十角館の殺人」を読んでみました。これまで館シリーズはいくつか読んできましたが、その原点になる小説とあって、シリーズのバックグラウンドとなる設定がかなり書かれていました。これまで疑問に思っていた警察のツテがなんだったか、やっと分かりましたw
この作品は、ミステリーの中でも、いわゆる「孤島もの」という分類になるらしいです。ストーリーは、九州から少し離れた離島で、有名なミステリー作家の名前をニックネームにした学生たちが合宿を行うところから始まります。彼らはこの島で過ごす数日間を、ミステリー小説を執筆しつつ楽しむつもりでした。しかし、突如として始まる連続殺人に彼らは翻弄されていきます。
そもそも彼らはどうしてこの離島で合宿をすることになったのか。舞台となる十角館は、建物を上から見ると十角形になることからつけられました。この建物の元持ち主であり、設計者であった中村青司はちょっと変わっていて、建物に隠し通路などを作っていたということらしいのです。それを知った彼らは、犯人は外部の人間ではないかと疑い始めます。ですが、そうこうしている間に次々と仲間は殺されていき、最後に残った人間が館に火を放つのですが…!?
最後になって分かる犯人は、なかなかすごいです。まさかそこまで?と思うような行動をしていて、とても驚かされます。また、十角館での出来事と、陸地側での出来事が交互に書かれているので、犯人からの殺人のプレッシャーだけでなく、犯行の背景となる動機についても徐々に解き明かされていくのがよいですね。緊張と弛緩(?)が交互にあるので、それほど疲れることもなく読めました。
初期に書かれた作品なので、雰囲気もかわってるのかな?と思ってたんですがそういうわけでもなく、一貫したスタイルで書かれていました。さすがにシリーズになるだけはありますね?。
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すっかり大学院も研究モードに移行していて、淡々とした日々が続いています。こんなときは早く学校に行ってさっさと研究をし、適当なときに家に帰って、DVD借りてきて眺めるのがささやかな幸せになりつつあります。平坦な生活でも、ちょっとした変化が楽しめるくらいがちょうどいいように思えてきました。
そんな中、ちょっと面白かったのが、ブログのアクセスログ。3月くらいからログを取るようにしていて、どんな検索キーワードでこのブログに行き着いているのかを調べてたりするのですが、ここ最近急上昇しているのが「老人と海 読書感想文」というキーワード。こんな弱小ブログに行き着くなんて、小中学生のみなさん必死なんですねw
他にもあって、オケの友達から携帯で撮影した赤ちゃんを見せてもらったときとかはかなり癒されました≧∇≦ 写真でもあれだけかわいいんだったら、実際に見たらもっとかわいいんだろうなって思います。
なにかと人付き合いでもめることも多い今日この頃ですが、ちょっとしたでこぼこを楽しむ方が自分には向いているかもしれません。
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今日は神戸文化ホールでやっていた演奏会を聞きに行ってきました。そこでやってた曲は、のだめカンタービレでも有名になったベー7(*1)と、シベ6(*2)、芥川の前奏曲。どの曲もすごいまとまっていて、さすが!と言わせる演奏ばかりですね?。指揮者もあんな雰囲気なら振っていて楽しそうですよね。
そんな期待に応える演奏もさることながら、めずらしい光景も見ることができたのでここで紹介してみます。普段はなかなか見られない、後輩のご家族のみなさんとたまたま会ってご挨拶してましたw ファミリーなはずなんですが、さすが女性で集まるとなんだかみんな親しい友達みたいでした。よく母親と娘は友達みたいな関係になるとか聞きますが、それを目の当たりにした感じです。
これがもし逆の立場になって僕の家族が演奏会を聞きに行って、ばったり先輩に会ったらどうなるかを考えてみました。きっと母親は同じような対応をしてたはずw さすが母親は日本共通。で、後ろに立つ父親と、斜め上を見て立ってる弟。そして友達を探しにうろうろしてる妹w さすがに今となっては一家勢ぞろいになることはもうなかなかないでしょうけどね。
もうちょっと後輩ママには気の利いたことが言えたらよかったな。「彼女はしっかりしてますよ。これもお母さまのしつけがよかったせいですね」とかなんとか。
(*1)ベートーヴェンの交響曲第7番。
(*2)シベリウスの交響曲第6番。
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SE飲み会で第3ビルにある居酒屋「モンタナ」に行ってきました。安くてたくさん食べられて、なかなか良かったのではないかなって思います。でもあんまりお勧めはしませんが。
お店の方もとてもいい方なんですけど、あまり20代の飲み会では使われないかなって思います。どちらかといえば、社会人もけっこうやってます!という感じで、ゆっくり過ごしたい人向けかもしれません。