ずっと前に先輩に勧められていたのを思い出して観てみることにしました。日本が1年以内に沈むといわれ、必死に災害から多くの人を守ろうとするレスキュー隊員・阿部玲子と潜水艇漕艇者の小野寺俊夫の2人の姿をメインに製作された映画「日本沈没」です。
阿部玲子役の柴咲コウと、小野寺俊夫役の草彅剛はこの作品ではかなりおいしいです。また、避難民の代表ともいえる倉木美咲役の福田麻由子もかなりいい感じ。正直、福田麻由子の表情はかなり癒されます。彼女って5歳の時から女優やってるんですね。すごすぎです。
そんなわけで、役者さんについてはかなりの熱演があってよかったのではないかなと。石坂浩二の山本首相役もすごくさまになっていたし、危機管理担当大臣の大地真央も威厳ある雰囲気を出してました。博士役の豊川悦司もめちゃめちゃハマリ役だったし、配役はとにかくよかったのではないかなと。
ちょっと気になる点があるなら、日本が沈没するあたりはすごく象徴的なシーンが多かった点。京都が沈没したら、清水寺が崩壊してる場面が出るし、奈良だと大仏。そんな明らかに日本がやばい!みたいなシーンを乱発しなくてもいいのになって思えました。
また、正面から光が差していて、その中に人が立っているようなシーン(たとえば、首相が危機管理担当大臣にいろいろと語りかけるあたり)も多かったし。いわゆる後光が差してるように見える場面なんですが、これも多用しすぎてわざとらしい気がします。最後の終わりのシーンも、あんなわざとらしくしなくてもいいのにね。
そんなわけで、さすがTBSという雰囲気が漂う映画なんですが、ストーリーの展開自体は面白いと思うので、観ていて損はないかなって感じでした。
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