ここ最近は、研究室でひたすら翻訳作業が続いています。その作業には2種類あって、1つは英語の論文を日本語に訳す、いわゆる普通の翻訳。そしてもう1つが、C言語のプログラムをJavaのプログラムに書き換えるという移植作業です。
どちらも共通して言えるのが、非常に手間がかかるということと、両方の言語のことをよく知っていないと品質の高いものは得られないということ。僕は英語が苦手なので、英語を読む作業にすごく時間をとられます。どんな内容を伝えようとしているのかを文脈から読み取るには、ただ単に論文の内容だけではなくて、その背景となる知識も必要となります。そんな作業を延々と続けるわけで、かなり精神的に負担を強いられます。
プログラムの移植に関しても同様で、C言語のプログラムでどんなことを行いたいのかをしっかり読み取らないとうまく移植することができません。さらに面倒なことに、C言語は手続き型言語なのに対して、Javaはオブジェクト指向型言語なのが移植を困難にしていたりします。つまり、C言語のプログラムを文単位で移植していっても、Javaっぽいプログラムにはならないのです。このあたりは自然言語の翻訳でも同じことが言えるかもしれません。
英語やC言語の実力があればけっこう簡単なのかもしれませんが、やっぱりよく使う言語の方が得意になってしまうのは仕方のないことですよね。プログラムも日々練習が必要だなって思う今日この頃でした。
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