小説「TRICK」

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友人から以前、おもしろいよと勧められて読んでなかった小説「TRICK」をやっと読み終わりました。かなり前にドラマでもやっていて非常に盛り上がっていたようなのですが、全然見てないので小説のみの感想を書いておきます。

この小説「TRICK」は、堤幸彦が監修した小説です。マジシャンの山田奈緒子と物理学者の上田次郎のでこぼこコンビが、超能力者の行う事件を次々に解決していくというものです。上田は、空手や少林寺拳法をしていてやたらと強いのに、超能力と称したトリックにはかなり弱くて、何回も翻弄されてしまいます。そこで、マジシャンの山田奈緒子が頭を使ってトリックを見破っていくパターンが多いです。

ここで取り上げられているトリック、かなり奇怪なものが多いですw これはきっと小説だからできるというようなトリックもあって、本格派ミステリーよりはちょっとずれているような気がします。でも、テンポ感がよくて分かりやすく書いてあるので、親しみやすい小説ではあると思いました。

そんなわけで、トリック自体に着目するよりは全体的なノリの良さを体感したほうが楽しめそうだと思いました。また機会があれば続編も読んでみることにします。

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