J2SEで提供されているJavaのAPI群以外にも、さまざまなWebサイトで有用なライブラリが作成されています。その中の1つがJakartaプロジェクトで作成されているライブラリです。その中でも特によく使われているものの1つがJakarta Commonsではないでしょうか。
Jakarta Commonsでは、データベースとの仲介をしたり、ログ作成のためのAPIが提供されています。今回は、Commonsの中でも比較的どこでも使えるLangパッケージを取り上げます。
このJakarta Commons Langパッケージには、正式には「org.apache.commons.lang」という名前がつけられています。java.langを使用していく上で有用なAPIが提供されています。例えば、ArrayUtilsクラスでは、clone(*[] array)メソッドや、toObject(*[] premitive)、toPrimitive(*[] object)などが実装されていて、配列関係の基本的なユーティリティを利用することができます。
また、org.apache.commons.lang.mathパッケージでは、Fractionクラスという、分数を扱うためのクラスも提供されています。分数はjava.langパッケージでは提供されていないだけに、場面によっては有用に使えると思われます。
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