PCをつけっぱなしにするのはやめましょう!

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研究室のメンバーでPCを1日中つけっぱなしにする方がいるので、あえてここで反論。口頭で言う前の事前練習ってことで。

まず、その方の言い分である「消費電力」について。仮にPCの消費電力を300Whと仮定しましょう。起動時の消費電力がかなり多いということなので、仮に100%稼働が2分間継続したとすると、その間に消費される電力は10Whです。

情知のようなハードユーザが集まる環境では、8時間PCに向かってることもありえるので、1日のうち8時間は計算から除外します。

また、使ってないときに電源を落としてる場合はもちろん電気は流れないので0Wh。電源を落とさずに待機状態になってる時を仮に1%とすると、16時間その状態が続くってことなので消費電力は48Wh。

電源を落としてる場合は10Wh。つけっぱなしの場合は48Wh。実に5倍弱の差がついてます。さすがに1日に5回以上付けたり消したりを繰り返すのはあまりないので、電源を落としてる方が電気を消費しないことはあきらかです。また、1日使わなかった場合は、72Wh程度無駄に消費していることになります。毎日利用するような平日ならともかく、連休になる場合は少なくとも電源を切った方がよいことが分かると思います。

また、セキュリティー的にも電源のついてるPCよりはついてないPCの方が安全です。電源が付いていれば、バックグラウンドで謎なサービスを走らせることも可能ですし、ネットワークにつながっていればアタックをかけることもできます。

その他にも、電源が入っていることで多少はハードウェアに電気が通っているわけですから、ハードの消耗なども考えられます。これらの影響は、人間に例えるならたばこと同じような感じで、長期的に見ると寿命が縮んだりしますし、修理するためにもお金がかかったりして、経済的にもよくありません。PC自体のお金は研究室から出るからよいかもしれませんが、失われたデータは自分自身で対処しないと大きな損失を被ります。もちろん、電源を落として使っている場合でもPCが壊れることはよくあることですが、その頻度が落とせるなら誰でもそのために対処すると思いませんか?

などと書いてみました。もし、これに反論してみたい方はコメントをどうぞ。

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Comments [10]

>>仮にPCの消費電力を300Whと仮定しましょう
ここまでは、いいでしょう。
しかし、
>>仮に100%稼働が2分間継続したとすると、その間に消費される電力は10Whです。
>>電源を落とさずに待機状態になってる時を仮に1%とすると、16時間その状態が続くってことなので消費電力は48Wh。
どちらも、仮定のまた仮定でしかなく、
>>電源を落としてる場合は10Wh。つけっぱなしの場合は48Wh。実に5倍弱の差がついてます。
という、結論は、まったく無意味です。なぜなら、例えば、待機状態を0.1%と仮定すると、逆に消費電力は、4.8Whになって、約半分も電源を落とした場合より、消費電力が少なくなるという結論になります。

ですので、消費電力については、実測値に基づいて議論すべきです

ただし、長期にわたる場合は、電源を切った方がよいことには、同意します。

>>また、セキュリティー的にも電源のついてるPCよりはついてないPCの方が安全です。
セキュリティーについては、対策をしてないPCは1時間でウイルスに感染するという話もありますし、電源をつけた状態がある限り十分危険です。ですので、それより、セキュリティーアップデートや、ファイアウォール、アンチウイルスソフトなどの対策をどうするかをかんがえることの方がよほど重要ではと考えます。

>>その他にも、電源が入っていることで多少はハードウェアに電気が通っているわけですから、ハードの消耗なども考えられます。
これについては、逆に、電源を付けっぱなしの方が、起動時のハードディスクアクセスによる消耗などがない分、長持ちするなどとも言われており、どちらとも言えません。

以上より、長期にわたる場合を省き、ここでの主張は、ほとんど説得力がありません。

実際のところは、電源を切った場合より、つけたままの方が消費電力は大きくなるのは、事実です。ただし、これにより、節約できるのは、全体で考えると、せいぜい15%ぐらいの電力だけです。
現状では、週3~4日3~4時間パソコンを起動してます。そして、通常使用時で、普通のパソコンの場合、消費電力は100Wで、スリープ時1Wです。
そうすると、
電源を毎回切った場合
3.5 x 3.5 x 100 = 1225
つけっぱなしの場合
3.5 x 3.5 x 100 + 1 x 24 x 3.5 + 1 x 21.5 x 3.5 = 1385(少数点切り上げ)
で、約13%余計に消費してることになりますが、パソコン使用時間が増えるにしたがって、この差は小さくなります。そして、これから、確実に使用時間は多くなります。そう考えると、パソコン立ち上げ時の利便性の観点から、起動しぱなしの方がいいように思います。

では、実測地に基づいた議論をいたしましょう。
あくまで私が計測した結果ではありませんが、AllAboutのホームページでは、PCの待機電力は2.4Whと記述されています。
http://allabout.co.jp/family/yarikuri/closeup/CU20030306B/

また、セキュリティの話ですが「もっともセキュリティの優れているPCは電源が入っていないPCだ」と言われるほど、電源を切っている状態は安全です。このことは研究室のML(H先生からの転送メール)にも紹介されています。たとえ既知のバグがある場合でも、電源が入っていなければアタックのしようがありません。パッチを当てたりセキュリティアップデートをするのは当たり前で、それを踏まえたうえでさらに安全を確保するなら、使わないときには電源を消すべきです。

現状では、13%多く消費されているのですね、なるほど。
ということは、これを1日あたりの時間に換算してみると約3時間分の通常使用時の電力を余分に使用しているということになりますね。言い換えると、現状では普段消してるPCの2倍弱の電力を使用して作業をしているということです。

しおさんならば、これだけ時間があれば相当のプログラムが書けるでしょうに・・・。

また、パソコン立ち上げ時の利便性がどうしても必要というなら、BIOSのタイマー機能を使って10時程度に自動的に起動するようにされてはどうでしょうか?

その時間なら、ほとんどの場合使用する前にPCが立ち上がっていますし、夜間は電源が落ちていて一石二鳥だと思うのですが。

そちらの主張は、
電源を切ることで消費電力を削減できる。
そして、セキュリティー上も、望ましい。
ですね。こちらの主張は、
Macの場合、通常のPCの待機状態とほとんど同じ消費電力でスリープできるので、消費電力上の問題は小さい。
スリープ状態のMacにネットワークからアクセスできないようにすることができるしそのような設定にしているので、セキュリティー上問題ない。
スリープの方が、利便性が高い。
よって、スリープの方がよい。
です。

AllAboutのホームページでは
「待機電力とは、電気製品を使っていないのにコンセントをさしているだけで消費されてしまっている電力のことです。」
とあります。そして、PCの待機電力は、2.8Wとあります。
iMacの場合
http://www.dssw.co.uk/sleepcentre/threads/imac_energy_efficiency.html
より、
スリープ時2.8Wほどです。
つまり、上記のように、通常のパソコンの待機状態とほとんど同じ消費電力でスリープできます。

別な観点からは、
通常使用時 95W
待機電力0.5W
なので、
待機
3.5 x 3.5 x 100 + 0.5 x 24 x 3.5 + 0.5 x 21.5 x 3.5 = 1305
スリープ
3.5 x 3.5 x 100 + 3 x 24 x 3.5 + 3 x 21.5 x 3.5 = 1703
約30%ほど割り増しで使ってることになります。
パソコン使用日の
3.5 x 0.3 = 1時間
長く使ったのと同じ程度使ったことになります。ただし、例えば、電源を切ることで、消費電力を節約したからといって、使える時間が1時間増えるわけではありません。

>>「もっともセキュリティの優れているPCは電源が入っていないPCだ」
ごもっともです。ただし、Macの場合、スリープ時になんらかのサービスが起動しているということはありません(いわゆるディープスリープなので)し、ハードウェア機能としてネットワーク上からスリープ解除することは可能ですが、設定で、そのようなことはできないようにしています。

>>また、パソコン立ち上げ時の利便性がどうしても必要というなら、BIOSのタイマー機能を使って10時程度に自動的に起動するようにされてはどうでしょうか?
毎日来るわけではないので、それこそ電気の無駄遣いになってしまいますし、セキュリティー上も上記のように問題になるでしょう。待機状態から、直接スリープにできるわけではないですから。

>毎日来るわけではないので、それこそ電気の無駄遣いになってしまいますし、
その論点は間違っています。常につけているほうが電気を使うのは明らかです。
また、上記のように問題になるとありますが、それはつけっぱなしの現状のほうがよっぽど問題になるのでは?
これからは研究室にくることも多くなるんですよね?

>スリープ状態のMacにネットワークからアクセスできないようにすることができるしそのような設定にしているので、セキュリティー上問題ない。
この点でも反論はあります。OS上で設定しているからには、もしこの設定を管理しているカーネルやコンポーネントにバグがあった場合は無力だということがいいたいのです。
設定ができても、それ自身を無効化するようなバグが発見された場合、すぐにでも対策をとったほうがいいというのはしおさんが前述したとおりです。
新規のバグであっても、電源を落としている限りはアタックされることはありません。
また、セキュリティ上問題がないと断言できる点でセキュリティホールと言えます。電源がはいっている限りは、未知のバグをつかれて進入されるという可能性が0になることはありません。

電源をつけてない状態の方が、消費電力が少なくなるのは、認めます。
しかし、2005年08月14日 11:15 の発言に対しては、ぶっちゃけ、過剰にセキュリティーを意識しすぎてるようにしか思えません。こんなこと言ってしまうと、なんらかのバグがあって、電源消したつもりが実はついてる可能性を考えて、コンセントから電源を抜くことになってしまいませんか?

>ただし、例えば、電源を切ることで、消費電力を節約したからといって、使える時間が1時間増えるわけではありません。
僕が言いたいのはそういうことではありません。使える時間は変わらないのに、PCが余分に電気を使っている点が問題なのです。
京都議定書にもあるように、数%減らすだけでも意味はあるのです。

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