今日は1日中オーケストラのホール練習でした。ホール練習とは名ばかりで、実際は本番と変わらないくらい(いや、それ以上?)お客さんが聴きにきてくれました。聞いてた話よりお客さんの数が多くて、めちゃめちゃびびりました。
私大ではいい環境が作られているのかもしれませんが、K大では普段なかなかこういったホールで練習する機会はもてません。それを考えると、今回の練習はいい経験になったと思います。もちろん、課題が見つかったという意味で。いや、正確には目を向けたくなかった現実を突きつけられたと言った方がいいのかもしれません。
9時から楽器の搬入が始まって、10時にリハ室で練習。床の板の状態も相当なものですが、壁に網みたいなのがついててほとんど響きません。いつも反射音が聞こえてるような楽器の音は、こういうときすごく聞こえにくくなります。僕のとなりの2ndの音でさえ微妙にタイミングが変わったように聞こえるほど。タテをあわせるにはいいかもしれませんが、ハーモニーをあわせるには難しい場所だったと思います。
お昼過ぎからは、メイン(ブラ3)を大ホールで練習しました。相当響いて、なかなか良さそうな印象を受けました。でも、あとで他の団体の演奏を聴いて思ったんですが、はっきりした音で演奏しないと響きすぎて輪郭がぼやけすぎてしまう場所でもありそう。あと、ffでは相当大きめに演奏しないと、お客さんに臨場感を持ってもらえないかもしれません。客席で聞いてる限りでは、響いてるわりに、途中で5cmくらいのガラス板が挟まってるんじゃないかと思えるほど、感じられるものが伝わってきませんでした。もし、これがうちの団体で当てはまるなら大問題です。
この本番前の練習でClのTさんが相当言われててかわいそうでした。後で声をかけてみたんですが、あの状態では本番も楽しめなかったんじゃないかと思います。もちろん、彼女への指摘は自分たち全てにもあてはまるし、彼女だけ言われるのは間違ってると思います。先生はイメージ通りの音楽を作りたいがために厳しい指摘もするんだと思いますが、もっと全体で1人をサポートしていってもいいのではないかと。ffで速くなろうとしたり、ppで音程が下がったり、sfzに気をとられて全体のフレーズを忘れてしまったり。見なかったことにしてるこういったミスを、もっときっちり修正していくべきでしょう。
本番では、みんなはどんな気持ちで演奏してたんだろう。先生がいかにも「僕はそういう音楽をつくりたくないんだよ」って表情をされるたび、気持ちは沈んでいきます。今日の演奏を聴いて、みんなはどんな気持ちで演奏していこうって思うんだろう。自分たちは変わっていけるんだろうか・・・。
最後に今回のことで謝辞を。このホール練習を管理してくれたステマネのOさん、C、Hさん。楽器の搬入・搬出を担当してるKくん&2、3回生には心から感謝。譜面台を預かってくれてたObのみなさん、ブラ3の1stMさんにも。あと、今日一番大変だったと思うClのTさんには、ブラ3の最後のようなひとときの安らぎがあることを願っています。
コメントする