小説「潮騒」

すっかり週刊ブログになりつつある今日この頃ですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。こちらは3連休のおかげで至って元気に過ごしています。ただいつもの生活の疲れからか、布団に倒れこむと3分後には寝られる状態になっているのがちょっと怖いのですが...。


さて、今回は三島由紀夫の「潮騒*1」を読んでみました。
単純に言うと、島社会での恋愛では都会ではなかなか考えられない障害があったりして大変なんだな?というお話。いや、実は全然違います(´Д⊂ 本島から隔離された環境で育ってきた純粋な青年が初めて恋をして、相手や親にその想いを伝えようと真っ直ぐな想いをぶつけていく。そんな感じのお話です。

登場人物として、純粋な青年・新治と気立てのよい初江、そして初江の父で頑固者の照吉が出てきます。また、恋のライバルである安夫もなかなか重要なポジションを占めます。新治は初江に恋をしてお互いに想い合っていくわけなんですが、そこで保夫と照吉がそれぞれの思惑で2人の仲を裂こうとします。

どんな展開かは本作を見ていただくとして、案外素直な雰囲気の作品だなというのがこの作品の印象でした。話の内容自体はとても短くて、分量も200ページに満たない程度なんですけど、丁寧に話を展開してるなって思いました。この丁寧さがこの作品の良いところなんでしょう。

「潮騒」は、ダフニスとクロエに着想を得て著わされたものなのだそうです。じゃあ、本作をよく知るためにも、ダフニスとクロエは読んでみないといけませんね(笑)

  • *1:しおさい

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