ずっと前から読み始めていつつも、まとまった時間がとれずに読みきれてなかったんですが、
昨日の帰省中にやっと読みきりました。この小説「片想い」は、2001年に東野圭吾が執筆した
600頁を超える長編小説です。
この作品では、大学のアメフト部だったメンバーがそれぞれ家庭を持ち、お互いに別々の生活を
送っていて頃、ある殺人事件が起こるところから始まります。アメフト部での司令塔だった哲郎の
下に、自分が犯人だと言ってきたのは元女子マネージャーの美月。しかも美月は男性の格好で
現れます。そんな美月を哲郎はかくまうことにしたのですが…。
事件の真相を追ううちに、殺人事件の背後にはもっと大きなものがあることに気づく哲郎。
彼が取った行動は?そして最後に待ち受ける真相とは!?
彼らの友情と、男女の微妙な関係を描いた作品です。
で、感想ですが、まず僕がこれまで読んできた作品の中ではちょっと異質の小説だなって
思いました。読む前は、片想いという題名からして、男が女を好きになるとか普通の展開に
なるのかなと予想していたのですが、そういった枠組みを序盤から崩していくストーリーに
なっていました。
けっこう真面目な内容です。
また、僕が東京に引っ越したと言うこともあって、知ってる地名がたくさん出てくるのは
とっても面白いですねヽ(´ー`)ノ 臨場感があるというでしょうか。お台場の観覧車って
あれのことか!ってすぐ分かるし。これまでとはまた違った楽しみ方です。
「いい話」というよりは「考えさせられる話」に分類される内容だと思いました。
推理自体は、ふーんそんなもんかーと淡々と読んでたんであまり気にしてなかったんですけど
登場人物の心理が徐々に解き明かされていくのはやっぱり面白いですね。
本読む時間ももうちょっとたくさん作りたいです(´Д⊂
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