研究室の先輩に「何かおすすめの本ないですか?」と訊いてみたら、「ナチスの発明」という本を貸してもらえました。明らかにいわくありげな雰囲気をかもし出しているんですが、中身はわりとまとも?かもしれません。
とはいえ、どちらかといえばこの本は、ナチスが発明したものを紹介する本というよりも、ナチスが台頭していた時代に発明されたものを紹介する本というのが正しいのではないでしょうか。確かに著者のいう通り、発明品にナチスの援助が関わっていたのかもしれませんが、やや根拠に欠けるような気がします。もうちょっと他の国と比較するとか、具体的なデータで示してほしかったです。
後半ではナチスの活動などを取り上げていたりしますが、むしろこちらの方が興味深かったですね。高校の世界史では、このあたりまでは詳しく習わなかったので、主観的な評価を除けば意味のある資料になりそうです。
ともかく、ナチスについての興味は深まったので、それなりに意味のある書籍だとは思いました。でも、いろんな意味で残念な本だと思いました。
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