昨日友人と、映画「ダイ・ハード4.0」を観てきました。このダイ・ハード4.0は、前作が発表されてから12年ぶりの作品ということで非常に注目を集めています。ただ単なるアクション映画という枠には収まらず、勇気をふりしぼって行動するという理念が今回も守られていました。
ストーリーは、もしアメリカでサイバーテロが起こったらどうなるかを示唆するものでした。日常ではほとんど意識されることのない交通網や金融システム、通信、電力・ガス・水道などのライフラインがほぼ同時に制圧されたとしたら…、まさにこの映画の前半で描かれていたことが現実になるかもしれません。
主人公のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は今回も大活躍です。予告編でもやっていた、トンネル内で回転しながら飛んでくる車をかわすシーンは鳥肌が立ちます。その直後にヘリを打ち落とすシーンもかなり圧巻。リアルにあんなことができたら本当に神業ですが、驚くほどシームレスで流れもよく、観客を飽きさせません。
他にも見どころなのが、なぜか爆撃機がジョン・マクレーンの運転する車を爆撃しにくるところ。高速道路がすぐそこまで崩れてくるのをうまくかわして、最後には爆撃機さえも落としてしまうという驚きの展開。日本の映画では、あそこまで爆発させるような作品はきっとないんじゃないですかね?。
そんなかなりハイレベルな作品なんですが、実際にあんな感じのサイバーテロが実現可能かというと…、ちょっと疑問。あそこまで簡単に侵入可能なシステムってどれだけ脆弱やねん!とつっこみたくなりますね。いくらシステムの開発者とはいっても、そのシステムの弱点を知ってるんだったら、ちょっとでも直しておこうって思うのがハッカー的な心理じゃないんでしょうか。
というわけで、映画としてはとてもおすすめの作品です。ところどころ痛そうなシーンがありますが、1作目と比べるとそれほど血が出てくる場面もなく、純粋に楽しめると思います。
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