SolarisにOpenLDAPを導入する

研究室のSolarisサーバにOpenLDAPを導入してみました。かなり長い紆余曲折の末、なんとか導入できて今は一安心です。今後不具合が出ないことを祈ります。

今回、OpenLDAPを導入したサーバの環境は次のとおりです。
OS:Solaris10
DB:BerkeleyDB.4.5.20
LDAP:OpenLDAP-2.3.34

まず、OpenLDAPをインストールする前に、BerkeleyDBをインストールします。無事にインストールが完了すると、デフォルトで/usr/localの下にファイルが置かれます。以降の説明では、プログラムソースは/usr/local/src直下にあるものとします。



$ cd /usr/local/src
$ gunzip -c db-4.5.20.tar.gz | tar xvf -
$ cd db-4.5.20/build_unix
$ CC=gcc ../dist/configure
$ make
# make install

次に、OpenLDAPのインストールを行います。makeはSolaris標準のmake(/usr/ccs/bin/make)を利用します。



$ cd /usr/local/src
$ gunzip -c openldap-2.3.34.tgz | tar xvf -
$ cd openldap-2.3.34
# export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/BerkeleyDB.4.5/lib:/usr/local/lib
# export CPPFLAGS=-I/usr/local/BerkeleyDB.4.5/include
# export LDFLAGS="-L/usr/local/BerkeleyDB.4.5/lib -R/usr/local/BerkeleyDB.4.5/lib"
# export CFLAGS=-D_AVL_H
# ./configure
# make depend
# make
# make install

makeを実行すると、途中いろいろと警告が出てくるのですが、今のところは気にしない方向で。あとは、ユーザを追加していって、名前解決の際にldapを参照するようにすれば利用できるようになるはずです。

以下に、参照したWebページを示します。

[web] OpenLDAPの利用
[blog] OpenLDAPでconfigure: error: Berkeley DB version mismatch - UNIXしま専科
[blog] OpenLDAP Solaris10上 makeでエラー - UNIXしま専科
[bbs] openldapのインストール- @IT
[web] Solaris 10 に OpenLDAP をインストールする時の注意点
[web] Solaris10 BerkeleyDB.4.4.20


(4/19 追記)OpenLDAPのインストールで、変数LDFLAGSに"-R/usr/local/BerkeleyDB.4.5/lib"が抜けていたのを追加しました。これが抜けていると、実行時にいつも変数LD_LIBRARY_PATHを設定しないといけなくなります。

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OpenLDAP@Solarisの設定

以前のエントリで、SolarisにOpenLDAPを導入する方法を紹介しました。今回は、そのOpenLDAPにユーザ情報を持たせて認証できるようにするとこ... 続きを読む

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