神大オケ生活も、やっと残すところ1ヶ月強という地点までやってきました。道のりは決して短くはなかったけど、それでも得るものはあったのは確か。
僕自身は中高の6年間はEuphonium吹いてて、Hornは大学に入ってからなのですが、やっと思うように演奏できるようになってきた気がします。初めの1年は楽譜さえ満足に読めなかったし、楽器を持つことさえ苦痛に思える時期もあったし。始めたばかりの僕にとっては重たすぎる楽器だったように思います。今でも頭の中ではInB♭で考えるし。
それにも多少慣れた2回生。演奏力が多少ついてきた3回生。そして、まがいなりにも自分が考えるように演奏できるになった4回生。3年前には本当に追いつけるかどうか想像もつかなかった同回生と、こうして肩を並べられるようになれるなんて、なかなかないことじゃないでしょうか。ある意味では理想的です。
でも、横に並んでみると意外にも昔は気づかなかったことに気づいてくるものです。今日は好調という人の演奏を聴いて、あれ?前はもうちょいうまく吹いてなかったっけ?と思うこととか。この疑問は結局のところ、僕がその人の以前の演奏を過大評価してたか、実際にその人の今の演奏が悪くなっているかという、どちらかの結論に落ち着いてしまうわけです。どちらにしても、後味が悪い話です。
他にも、力強い演奏がすごく魅力的だと思っていたのに、実はそういう吹き方しかできないという事実が分かったときとか。その演奏方法をかたくなに守っているといえば聞こえはいいけれど、どうして今まで気づかなかったのか。そして、どうして直したほうがいいんじゃない?って言ってあげられなかったのか。最後になって気づくなんて、相当手遅れなのに。
昨日の問題でもそう。後輩が気になるからってそんな付きっきりなのはどうかと思う。塾とかでも、先生が問題を解いてばかりでは生徒が解けるようにならないし。見本は必要。でも、相手の問題まで解くのは、どっちのためにもならないはず・・・。
肩を並べて最高の演奏ができたらどれだけいいだろう。そんな理想はとりあえずは実現しそうです。でも、昔思っていたものとは何か違う気がします。安定感のある1st、個性的な2nd、フォローする3rd、力強い4th。それぞれのピースはそろっているけど、漠然とした違和感はなんなんでしょうか。4つの音から構成される和音が解決に向かうことを祈ります。
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