前回は、ケンヂ(唐沢寿明)の書いた「よげんの書」通りに世界が変化していくことを危惧し、細菌兵器を使う悪の組織に対して彼の仲間たちが立ち向かっていくところまでが映画化されていましたが、今回はその数年先の物語です。
以下、適当な概要。
ケンヂ達の最後の希望、カンナ(平愛梨)は「ともだちランド」と呼ばれるアミューズメントパーク?に潜入して、ケンヂおじさんの過去の生活を目の当たりにしたり、自分自身の母親にあたる人物がどんなことをしていたのかを調べに行ったりと、徐々に「ともだち」の謎が解き明かされていきます。
そんな時でも、「ともだち」を筆頭とする悪の組織は着々と「新よげんの書」に沿って、世界を暗黒へと引き込んでいき、最後には思いもよらない展開になっていきます。
この映画で特徴的なのは、オッチョ(豊川悦司)の目をみはる行動力でしょう。カンナに銃を向けられたときに彼が飛び出してくるシーンは特にかっこよいです。他にも刑務所から脱獄したり、「ともだち」に対して銃を向けて倒そうとしたりと、彼を観ていると飽きることはありません!
全体的にシリアスなストーリーなんですが、たまーに出てくる役者さんが真顔で面白いことをやってるから暗くならずに観られるのもよいですね。ユースケ・サンタマリアの外見とか、「らーめん、そーめん、ひやそーめん」と妙なアクションを付けて言うところとか、おいしいところを持っていくな?と思います。
あと、ウジコウジオと呼ばれるマリオ&ルイージのような格好をした漫画家とか、オッチョと一緒に脱獄する角田と呼ばれる漫画家とか。これを森山未來が演じているというから驚きです。全く気づかなかった...。
次回が最終章となる20世紀少年。公開は8月ということなので、気長に待ってみることにします。
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