小説「冷たい密室と博士たち」

同期の読書好きの人達がよく、「森博嗣の作品読んだことある?」と
言ってたのを思い出して、1ヶ月ほど前からこの小説「冷たい密室と博士たち」を
読んでいました。で、今日やっとのことで読み終わったので感想を残しておきます。

この森博嗣が著わした「冷たい密室と博士たち」は通称、S&Mシリーズ*1の2作目
になります。大学の助教授、犀川創平(さいかわそうへい)と、大学生の
西之園萌絵(にしのそのもえ)が様々な事件に巻き込まれ解決していく
シリーズです。
残念ながら、このシリーズの他の小説については全然読めてないので
まだ紹介はできないのですが、おいおい読んでいこうと思っています。

[wiki] 森博嗣 - Wikipedia

で、この作品では何が起きるかというと、ある低温化でのシミュレーションを
行っている研究室内で、2人の殺人が発生します。
その殺人の行われた場所が密室状態。もちろん証拠はほとんどなし。
こんな状況で、犀川と西之園はどうすれば犯行が行えるのかを考えます。

僕は森博嗣の作品をこれまで読んだことがなかったのですが、
すごく理系分野に踏み込んだ話が多くて親しみやすい印象でした。
ただ、これまで読んだことのある別の作家の作品と比べると、謎の解き明かし方が
独特で、なるほどな?と思わせる部分も多くありました。
例えば境界条件とか。境界条件という言葉は、よく微分方程式を解くときによく
使われる用語で、解を一意に決めるために必要な前提条件なのですが
この考え方が事件の解決のために使われていたりした点が新鮮でした。

通勤時間などでは時間がけっこうあるので、もうちょっと別の作品も
読み漁ってみます!
  • *1:エスエムシリーズ

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