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小説「封印再度」

森博嗣のS&Mシリーズ第5作目、封印再度を読んでみました。
この小説で鍵となるのはなんと言っても無我の匣*1と天地の瓢*2でしょう。無我の匣はほとんど装飾のない開かずの箱で、天地の瓢は中に鍵が入っている細長い壺のことです。壺に入っている鍵は取り出すことができず、ボトルシップのような状態になっています。

この2つの謎を代々受け継いできた香山家に、突如として殺人が起こります。香山家の長で画家でもある林水が、死体となって発見されます。見つからない凶器、漠然としたアリバイ、事件が起こった動機など、分からないことが多く解決には向かいません。そんな中、西之園萌絵が事件を解き明かそうと調査に乗り出します。


で、この小説を読んで思ったのは自分がこれまで読んできたS&Mシリーズの中で一番突拍子もない謎だったなってことです。2つの謎もそうだったし、事件そのものも全貌が分かれば予想外な点ばかりでした。また、萌絵が思いついた推理自体も結構すごくて、よくこんなことが思いつくな?と思いましたね。

登場人物の中で、香山祐介が個人的には好きでした。たま?にしか出てこないんですが、笑い方がいいなと。実際にけけっと笑う子を見てみたいです。

小説「笑わない数学者」

ここ最近読み込んでいる森博嗣の第3作目、「笑わない数学者」を読んでみました。4つの数字を用いてある数字にするといった、ちょっとしたクイズも盛り込まれていたりするので、もし数学に自信がある方は挑戦してみてください。

ちなみに、これまで読んだ森博嗣の作品の感想はこちら。
[blog] 小説「すべてがFになる」 - LostMemories
[blog] 小説「冷たい密室と博士たち」 - LostMemories

この作品では、大学の助教授である犀川創平と大学生の西之園萌絵が、天才的な数学者である天王寺翔蔵に会うために三ツ星館を訪れることから始まります。この三ツ星館は非常に変わったデザインになっていて、オリオン座の三ツ星を象徴するような間取りになっています。一風変わったこの館でまた犀川と西之園は殺人事件に巻き込まれてしまいます。

[wiki] 笑わない数学者 - Wikipedia

この作品の中で、犀川と天王寺博士が殺人事件の核心となる会話をするのですが、そこで天王寺博士がひたすら「不定だ」というシーンが緊迫感があって面白いですね。ここでいう「不定」というのは、有限個に解を特定することができない状態のことを指しています。殺人犯に対してこの「不定」という言葉を用いれば、それはつまり誰でも実行可能だという意味になるわけですね。ただし、ここでは対象は犯人に対して使っているわけではないですけどねヽ(´ー`)ノ 詳しくは本編をどうぞ。

オリオン座が消える謎は、実はかなり初めの段階で気づいてしまったので、どうして作品中でそういう解がなかなか出ないのかがちょっと不思議でした。でも、やっぱりどんでん返しのような展開もあって楽しめました。

また、別の作品も読んでみたいのですが、古本屋においてなかったので、次は違う人の著作に挑戦したいと思います。

小説「すべてがFになる」

森博嗣が作家として活躍するきっかけとなる小説「すべてがFになる」を読んでみました。
この作品は、1996年に第1回メフィスト賞を受賞し、以降連載されるS&Mシリーズ*3の最初の小説です。孤島の中で発生する密室殺人を
犀川創平と西之園萌絵が華麗に解決します!

[wiki] すべてがFになる - Wikipedia
[wiki] 森博嗣 - Wikipedia

ストーリーの概説は上記のWikipediaのリンクに任せるとして、この作品で特徴的なのは、コンピュータに関する記述がとても多いこと。個人的にこれだけコンピュータ関連の話が出てくると、直感的に分かる人ってなかなかいないんじゃないかな?と危惧する面もあります。トリックの話でも、これを解こうと思ったら、コンピュータで何ができて何ができないかをはっきりと知っておく必要があるんじゃないかと。

例えば、タイトルでも「すべてがFになる」と言われてもほとんどの人はなんのことか分からないんじゃないかと思います。(かくいう自分も、Fは成績のランクのF→失格かと思っていました。)でも、そのタイトルの示す意味が分かるように、いろんなところに伏線が張ってあるのは素晴らしいですね。

一番最後の記述の、机に置かれた黄色いレゴブロックの一片を「立派なおもちゃの兵隊になることを夢見た小さな孤独」と表現してるのも、これまでのストーリーと絡めて考えるととてもしっくりくる表現だと思いました。この作品から、四季シリーズやその他のシリーズにも派生していくらしいので、もっと別の作品も読み進めてみることにします。

小説「冷たい密室と博士たち」

同期の読書好きの人達がよく、「森博嗣の作品読んだことある?」と
言ってたのを思い出して、1ヶ月ほど前からこの小説「冷たい密室と博士たち」を
読んでいました。で、今日やっとのことで読み終わったので感想を残しておきます。

この森博嗣が著わした「冷たい密室と博士たち」は通称、S&Mシリーズ*4の2作目
になります。大学の助教授、犀川創平(さいかわそうへい)と、大学生の
西之園萌絵(にしのそのもえ)が様々な事件に巻き込まれ解決していく
シリーズです。
残念ながら、このシリーズの他の小説については全然読めてないので
まだ紹介はできないのですが、おいおい読んでいこうと思っています。

[wiki] 森博嗣 - Wikipedia

で、この作品では何が起きるかというと、ある低温化でのシミュレーションを
行っている研究室内で、2人の殺人が発生します。
その殺人の行われた場所が密室状態。もちろん証拠はほとんどなし。
こんな状況で、犀川と西之園はどうすれば犯行が行えるのかを考えます。

僕は森博嗣の作品をこれまで読んだことがなかったのですが、
すごく理系分野に踏み込んだ話が多くて親しみやすい印象でした。
ただ、これまで読んだことのある別の作家の作品と比べると、謎の解き明かし方が
独特で、なるほどな?と思わせる部分も多くありました。
例えば境界条件とか。境界条件という言葉は、よく微分方程式を解くときによく
使われる用語で、解を一意に決めるために必要な前提条件なのですが
この考え方が事件の解決のために使われていたりした点が新鮮でした。

通勤時間などでは時間がけっこうあるので、もうちょっと別の作品も
読み漁ってみます!

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tetsuの日記・雑記です。
日々経験したことを記録していきます。

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