2008年8月のエントリー 一覧

小説「小説イキガミ」

通勤時間の時間つぶしのために、近くの書店で拾ってみたのがこの小説イキガミ。
9月後半には映画化もされ、評判も気になる作品です。元々はマンガから出発した作品だったらしいのですが、反響の良さから、映画化、小説化という流れになったようです。

ちょっと今回は趣向を変えて、イキガミが現実世界にもたらされていたらどうなるかを真面目に考えてみます。
イキガミってなに?という方のために説明しておくと、イキガミ(逝紙)というのは政府から発行された死亡予告証のことです。小説の中では、小学校に入学した直後の児童がナノカプセルを体内に注射され、20才過ぎになった頃に0.1%の確率で破裂する仕掛けになっています。で、そのナノカプセルが破裂する時刻が書かれているのがイキガミ、という訳です。
さすがに勝手に殺されてはたまらないので、ナノカプセルの破裂で死亡した人の遺族には国繁遺族年金が支給されることになっています。


そこで疑問だった点が2つあります。
1つ目が、0.1%もの高確率で、ある世代の人間を殺す結果よりも、死ぬかもしれないという恐怖心による犯罪率の低下や生産性の向上の方が上回ることがあるのか、という点。
2つ目が、ナノカプセルの破裂による遺族年金のお金の出どころはどこなのか、という点です。


今の人口が1億2千人。全ての人間が90才まで生きると仮定すると、同じ年の人達は133万人いることになります。ナノカプセルによって死ぬ人は133万人の0.1%ということで、1330人になります。これは交通事故により亡くなる人達の1/5程度の規模です。お、意外に少ないかも?と思った人は若干詰めが甘いです。交通事故により亡くなる人は全年齢が対象になっているので、18才から24才までに限定した場合はもっと少ないはずです。

これにより、恐怖心をあおられて犯罪率が低くなるかと言われると甚だ疑問です。
確かに刑罰を厳しくすることで犯罪率は低くなるとは思うのですが、これは「犯罪を犯す」→「刑罰を受ける」という関係がはっきりとしているから。何もしていないのに突然刑罰(しかも死刑)を受けることになっても犯罪率が下がらないのではないでしょうか。同様の理由で、生産性が向上するとも思えません。

また、遺族年金は国のどこからかが払うことになるのですが、これはいわば税金から払うことになるわけです。仮にこの遺族年金が、亡くなった人が稼いだいたはずの金額をそのまま払っているとすると結構な額になります。1人当たり500万円×1年間の死亡者1330人×40年分= 2660億円を余分に支出することになります。他にもナノカプセルを管理するためのシステム管理費やら、ナノカプセルの開発費、イキガミ配達のための人件費などなど、高額な支出が押し寄せるはずです。予算の全体の割合としてはわずかかもしれませんが、メリットもあまりないのにお金をかけるのもどうなんでしょうね。

そんなわけで、イキガミが現実にあったとしても、すごい勢いで廃止の方向に向かうのではないかとどうでもいい推測してみました。
ちなみに小説自体はいいお話も多くて、学ぶこともたくさんあります。短編なのでさらっと読める点もお勧めです。

読んだ本リスト

通勤の時間がかなり多くあるので、その間にたくさん本を読んでいます。
普段なら感想を書くところなんですが、まずは紹介だけ。

- 小説イキガミ / 百瀬しのぶ
- ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学 / 岡嶋 裕史
- これだけは知っておきたい「ビジネスマナー」の基本と常識 / 若林 郁代

「ウチのシステムはなぜ使えない」はこの業界で働く人にとっては耳の痛い話がずらり!かなり誇張されているので、本当かよ!といいたくなる部分もたくさんあります。とはいえ、なんだかんだ言いつつ的を得ている部分もあるので、もしSE or SIerにシステムを作ってくださいと依頼される方は一読されると役に立つと思います。

もし読者の方々でお勧めなんぞあれば、とてもうれしいのですが…。

たまーにつながる

ごくたまーにつながるので、ささっと書けるときに書こうと考えている今日この頃です。インターネットにちゃんとつながるようになるにはあと1ヶ月…。○○モバイルさん仕事遅すぎですよ(´;ω;`)

で、最近はひたすら7時半出社、21時半帰宅な毎日を過ごしてます。遅くなっているのは勉強しているから、ということにしておいてください。念を押しておくと、そんな無茶苦茶な日々を送っているわけではないですよ。

ま、そんなわけで仕事に浸っている毎日でした。次の土曜にはオケの見学に行ってきます!

滑り込むねこ

  • 更新日:
  • 雑記
  • YouTube,
野球にありそうな光景っすね。ちょっと面白かったので紹介します。

引っ越しました

帰省して以来、あまりブログを書いていませんでしたが、これには訳があります。
実は、東京の部署に配属になる前に千葉に引越してきてました。
そのため現在はネットにもつながらず、若干不便な生活…。
引っ越してきてからネット自体には申し込んでるんですけどね?。


千葉に来たのは今月の9日で、もうかれこれ2週間ほど経ちます。
でも、週末をまともに過ごしたのは今回が初めてなのです。
(先週は帰省していたので。)

2週間も経てば、まあそろそろ家の中も片付いてきて、普通に生活できる
段階にはなってきています。でも、ちょっと問題がいくつかあって、

1. 台所に物があふれかえっている
2. ゴミの分別が多すぎて、どうしたらいいか分かりにくい
3. 本棚がない
4. ベッドがない

ということで、おいおい解決していこうかと。
ものを買って解決できるなら、話が早いもんです。


今日ちょっとうれしいことがありました。
先輩さんが寮から引っ越すということでお手伝いをしたら、机や椅子、本棚×2をもらえることになりました!
個人的にこのあたりをなんとかしたいっていう思いがかなりあって、ちょうど渡りに船でしたヽ(´ー`)ノ
また来週も家具をゲットしに行ってきます。

ブログ通信簿をやってみた

  • 更新日:
  • 日記
  • goo, ブログ
どこかで噂になっていたブログ通信簿をやってみました。

ブログ通信簿探偵を目指せってw
確かに地方ネタをたくさん載せたんで、旅行の知識があるって判定されたのかもしれませんが…。

ちなみにこの通信簿の各項目は5点満点です。
それぞれの項目の意味についてはこちら。→http://blogreport.labs.goo.ne.jp/desc.rb

書籍「実は悲惨な公務員」

前述の通り、帰省にはかなりの時間がかかるので、適当に本屋さんで選んだ本を読んでいました。その本は「実は悲惨な公務員」という、公務員は大変なんだぞ!と訴えかける本w でも、読んでみると公務員のしている仕事がどんなものか分かったりしてなかなか勉強になりました。

よく公務員が仕事をすると非効率で仕方がないとか、家族の中で1人でも公務員がいると家計が安定するよねといったことはちらほら言われています。そう言われる所以はどうしてなのかをこの本では解説しています。公務員の給与といっても実は上場企業なんかと比べるとそれほどでもないんだよ、とか、クビがないと言われているけど法律的にはクビにすることもできて*1、事実上の解雇も最近では起こっているんだよ、とか。

個人的に印象深かったのは、公務員の仕事の中でもセイホといわれる部門でしょうか。セイホといえば生命保険かな?と思ってしまいがちですがそうではなくて、生活保護のお仕事を指すのだそうです。いろんな人の苦境を見ていると、ストレスもたまりそうですね?。

全体的に、数学の反例のような形で公務員を紹介されていたので、なんだか胡散臭いな?と思ったりしなくはないのですが、それでも「北風と太陽」のお話のように、批判ばかりではなく別のところにも着眼すべきなのかな?とも感じました。

帰省中

ただ今、京都某所に帰省しています。
毎回思うのですが、帰省するために7時間程度かかるのはどうなんでしょうか。せめて空港に飛行機がたくさん飛んでいればいいのですが、現状ではそれはないですね?(´Д⊂ 何年か後には東京・但馬間ができるらしいのですが、今のところは電車の輸送力向上に期待です。

[web] コウノトリ但馬空港
[wiki] 但馬飛行場 - Wikipedia

千葉に引越しをしてからというもの、インターネットにつながっていなかったので、久しぶりにメールのチェックをしてみました。そして、メーラーから通知された件数は…54件!受信してない期間はたった4日間だけなんですけどね?。すでに申し込み自体はしているので、プロバイダからの連絡待ちといった状態です。

そんなわけで、久しぶりの長期休暇を満喫してきます!

東京に戻ってきました

長かった大分研修も終わり、東京に戻ってきました。
東京に戻ってきてからはちょっと時間も余っていたので、転出届をもらいに区役所へ…。この時勘違いをしていて、かなり近くに派出所があるにも拘らず、中心の区役所まで行ってたんでいい運動になりました。往復6kmくらい?

そんなわけで、明日からは再び東京で研修です。
わりとゆっくりした日々が続くはずなんですけど、やることはそれなりにあったりします。

平成20年大分合同新聞納涼花火シリーズ 大分会場

大分で過ごす最後の週末と言うことで、大分市まで行って花火を見てきました。
打ち上げる花火は5,000発。東京地区と比較すると確かに規模は小さいのかもしれませんが、河原に余裕を持って座ることもできて、個人的にはいい花火だな?と思って見ていました(´∇`)

納涼花火の会場は、弁天大橋の上流です。
地図ではこんな場所↓


大きな地図で見る

大分駅からだいたい北東に向かった辺りで適当に座って眺めていました。
20時に開始だったんですが、19時時点で河原はこんな感じ。

大分川の河原…19時だというのにとても明るいです。
まだ日が暮れて間もない雰囲気です。こんなので、20時を迎えてもまだ明るいんじゃないかと思っていたんですが、そんな心配は無用でした。ちゃんと真っ暗になりました*2

で、20時になるとボンボン上がりだします。

大分の花火 その1そのうち、某アニメに出てくるどら猫も登場しますw

大分の花火 その220分ほどそんな調子だったのですが、そのうちBGMが流れ出します。
その1曲目がなんとカルミナ・ブラーナw しかも、国体を盛り上げるための選曲なんだそうです。その曲に合わせて花火の強弱が変わったりするんでちょっと面白いですΨ(`∀´)Ψ そろそろf*3になるから盛大になるぞ!とか、D-dur(かな?)で鳴り響くところはどっかーんってなるとかw

あとは、めじろん花火と称してめじろんが花火としてうちあげられてましたw
ちなみにめじろんとはこんなやつです。
[wiki] めじろん - Wikipedia

大分の花火 その3そして、最後には2,600発のフィナーレが待ち構えます(笑)
全体の半分以上がフィナーレに費やされてるんですね。会場の人達もがやがやしていましたヽ(´ー`)ノ

そして流れ出したのはタイム・トゥ・セイ・グッバイ。
前半はおだやかに打ち上げられつつも、徐々に勢いが増していきます。

大分の花火 その4後半はもう素晴らしかったですね!神戸でもけっこう勢いのある花火を見てきたんですが、こんな感じでちゃんと曲に合ってたのは初めてです。いや、大分は素晴らしいですね≧∇≦

タイム・トゥ・セイ・グッバイは個人的にとても印象深い曲だったので大満足でした。もし知らない方は、下のYouTubeをご参照をば。

↓タイム・トゥ・セイ・グッバイ

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